コロンビアの安定した調達を担うパートナー。カデフィウイラが誇るボリュームロットの品質管理とは?

ロースターの皆さまにとって、コロンビアのボリュームロットは、日々の品揃えを支える「基盤」となっていることも多いのではないでしょうか。
実は、コロンビアにおけるコーヒー生産者の約96%は小規模農家です。こうした背景を持つ国だからこそ、年間を通じて安定した品質を確保するためには、信頼できるパートナー(エクスポーター)との出会いが極めて重要になります。
そこでTYPICAが、ボリュームロット調達の最適なパートナーとして自信を持ってご紹介するのが、コロンビア・ウイラ県の生産者協同組合「Cadefihuila(カデフィウイラ)」です。
彼らは強固なネットワークを活かし、希少なマイクロロットから定番のボリュームロットまで幅広く手がけていますが、実は総取扱量の約80%を占めるのは「ボリュームロット」です。そして、このボリュームロットにこそ、彼らの品質への並外れたこだわりが色濃く表れています。
今回は、カデフィウイラの3つのボリュームロットを紹介するとともに、世界中のバイヤーから信頼を集めるその品質管理の舞台裏に迫ります。
カデフィウイラのナラティブはこちら『気づくことから変革は始まる。コーヒーで育む有意義な人生』

代表的なボリュームロット
カデフィウイラのラインナップの中から、代表的なボリュームロットをご紹介します。
【スプレモ・ウイラブレンド】
ウイラ県全域の生産者から集荷されたコーヒーを使用したリージョナルブレンドです。コロンビアのスプレモ規格に基づき、95%がスクリーン17/18、5%がスクリーン15で構成されています。ウイラらしいバランスの良さと安定感を備えた、地域を代表するボリュームロットです。
平均的なカッピングスコア:83
【パレスチナブレンド】
高品質なコーヒーの産地として名高いパレスチナ地域のコーヒーのみを使用したロット。標高1,700mを超える高地ならではの、84.5点以上の素晴らしいカップクオリティを誇ります。
平均的なカッピングスコア:84.5+

なぜ、カデフィウイラのボリュームロットは「ブレない」のか?
ハウスブレンドのメインのコンポーネントにもなりうるコロンビアのボリュームロットですが、その分、「ブレない品質」を最優先にロットを選ばれる方も多いと思います。
カデフィウイラは、緻密に設計された品質管理システムによって、安定した品質を維持しています。
輸出までに「最低3回」の品質チェック
カデフィウイラはウイラ県内に38か所の集荷拠点(Purchase Point)を運営しています。
- 集荷時: 生産者が持ち込んだコーヒーを、その場で物理的評価とカッピング評価。
- ドライイングステーション到着時: マイクロロットはピタリト、ボリュームロットはネイバのドライイングステーションへ運ばれ、そこで再び全量チェック。スコアやプロファイルごとに厳密に分類。
- ドライイングステーション後(輸出前): 仕上げの段階で3度目のクオリティ確認。

ウイラ最大級の自社ドライイングステーション
品質管理は倉庫に届く前から始まっています。スプレモ・ウイラブレンドのようなコマーシャルグレードの一部のコーヒーは、ウェットパーチメントで購入され、カデフィウイラ自身が乾燥工程を担います。
そのために彼らが運営しているのが、1日あたり最大40トンのコーヒーを乾燥できる巨大施設です。広大なパティオと機械乾燥設備を備え、1日に複数回撹拌。夜間や雨天時にはシートでの保護を徹底することで、均一な乾燥を実現しています。

生産者へのダイレクトなフィードバック
もしカッピングでディフェクト(欠点)が見つかった場合、カデフィウイラの専門チームが生産者を直接訪問します。原因を一緒に分析し、改善に向けたアドバイスを行うことで、生産現場そのものの底上げを行っています。

さらなる品質向上に向けて:未来への投資
どれほど徹底した乾燥管理やシステムを構築しても、生産者から持ち込まれる原料の品質が安定していなければ、その効果には限界があります。
そこでカデフィウイラは、現在ピタリトに新たなウェットミルを建設中です。月間約4コンテナ分のキャパシティを持つ予定で、計画通りに進めば来年(2027年)にも稼働を開始します。
品質管理をより生産現場に近い段階から行い、サプライチェーン全体のクオリティの一貫性を高めるための継続的な挑戦。今回ご紹介するロットは、こうしたインフラ投資、品質管理、そして生産者支援の積み重ねによって生み出されています。
ロースターの皆さまのブレンドを支えるパートナーとして、カデフィウイラのナラティブと品質に是非触れてください。