TYPICA Labボリビア編のドキュメンタリー映像を公開しました
世界各地のロースターがコーヒーの生産地に集い、サステナブルなロースタービジネスとコーヒー産業を探求する試み「TYPICA Lab」のドキュメンタリー映像を公開しました。2022年9月開催のボリビア編に参加した6組に密着しています。美味しいコーヒーをつくるために探求を惜しまない生産者と出会い、ロースター同士でその経験を共有する中で、それぞれの心にどのような未来が育まれたのでしょうか。
旅を終えた6組は2022年12月に再会し、旅を振り返りました。滞在中に最もインスピレーションを受けたコーヒーを選び、仲間のために「特別な一杯」を淹れました。特別な一杯に特別な名前を付け、そこに込めた想いを明かす。その中で景色、音、香りといった旅の記憶もより鮮明になっていきました。深く濃密な時間を共有した仲間だからこそ分かり合える「あの人の」「あの瞬間の」エピソードもあったようです。
エンディングでは「旅を経て思うスペシャルティ」をテーマに語り合いました。そして生産者からのサプライズメッセージも。ナレーションは俳優の川島海荷さんです。
映像公開に先立ち、TYPICA Labの参加ロースターが、自分自身の内面や本音と向き合う新しいナラティブ「Lab Notes」も始まりました。現在ボリビア編の6組を公開中です。
Lab Notesは、非日常の体験によって明確化された自己意識と、そこから派生した行動や思考の変容の記録です。日常から遠く離れた生産地への旅は、ロースターに自分自身と対話する時間をたっぷりと与えました。
ロースターとしてどうあるべきか。生産者とどう関わっていくべきか。コーヒー業界において自分には何ができるのか。そして、今後はー。そこにはロースターや経営者といった括りにとどまらず、一人の人間としてコーヒーに向き合う姿がありました。
公開中のLab Notesは以下の通りです。これまでのロースターナラティブなども合わせてお楽しみください。
KEYAKI COFFEE 松木勇介さん
「限界を決めていたのは自分だった」目的を問い直して開けた視界
地元・仙台に「ホッとできる」場所を ~私は、コーヒーの力を信じている~
GLITCH COFFEE & ROASTERS 鈴木清和さん
生産者とともに“育てる”コーヒー。ポテンシャルを信じてブランドを生み出す
喫茶文化が根づいた神保町にたたずむ “クレイジー”なコーヒー専門店のこだわりとは
Meet the Roasters Video
COFFEEMAN good 橋本雄大さん・有里さん
小さいことを恥じなくていい。大事なものを壊さぬように
コーヒーを通じて、つながりが生まれる。青森の小さな”コミュニティスタンド”
QUILT COFFEE 坂下健介さん
「作り手のアイデンティティがテロワール」自分にしか出せない“味”を
プロになっても、いちコーヒーファン。ピースフルな世界を信じる店長の“ロマン”
※坂下さんは2023年2月に独立し、QUILT COFFEEを創業されました。文中の肩書等は取材当時のものです。
Nagasawa COFFEE 長澤一浩さん
数字では測れないおいしさを。リアルな体験が生む“幸せなバイアス”
際立つ個性を秘めた盛岡のコーヒー専門店。店主が目指す「ボーダレス社会」とは
Meet the Roasters Video
Lab Notesは今後も更新していきます。TYPICA Labは2月にエチオピア編が終了し、3月はエルサルバドル・グアテマラ編を開催します。